瞬間記憶力について

瞬間記憶力とは人間ももつ無意識の情報処理能力です。ひとによっては個人個人重要度が違うのでそれを瞬時に記憶できるかまたはしなくてもよいか判別するのです。

今回は瞬間記憶力とその仕組みとトレーニングの仕方を特集した記事です。
これは過去の記事のリライトですが内容が大幅に修正してありますので新規として掲載しています。




つまり文字で学習するのではなく、映像で記憶してしまいます。空間記憶力も突飛な能力を持っています。
動体視力が抜群でなければ、選手生命がないスポーツ選手やF1レーサーやエレクトリックスポーツのプロゲーマとある意味似ているのかもしれません。しかし、瞬間記憶力が優れているからといって一流のアスリート、プロゲーマーやF1レーサーや企業家になれる保証はありません。それは最低限の要素です。その他に並々ならぬ運も不可欠です。

これは、天性の能力というか、生まれ持った宿命というべき事項なのかもしれませんが、無意識にもかかわらず、特別な判断力に優れています。

でも瞬間記憶力というのは人間ならばだれでももつ能力です。それはワーキングメモリーとも言います。
天才と言われる人物でもごく普通の人たちでも鍛えればある程度は問題なく社会生活していけます。




初めて逢ったにもかかわらず何故か異常に親近感がある。3日で10年分の信用を得たような信頼感がある。
殆どお話したことがないのに、なぜか意思疎通ができるような感覚がある。


なぜこのようなお話をするかというと自分の長年の実体験を元にしています。

これは米国の大学・大学院に進学しようと担当教授や学部長にメールを書いた（当時はネットが普及されていないので直筆とかマニュアルの手紙でかくしかなかった時代です。確実に25年以上前です。

ビルゲイツがまだWindowsを発表していませんでしたし、スターバックスもお店が殆どありませんでした。

さて私は、ハーバード大学、スタンフォード大学、プリンストン大学、コロンビア大学、エール大学、ブラウン大学、ワシントン大学、その他に合計10大学ほどメールと質問事項を書きました。すべての大学から質問の回答と、大学入学要綱と大学の授業で講義がある内容のパンフレット（電話帳程度の厚さです）が送られてきました。
全て無料だったので、送料だけでもと、またメールをしようとしたところ。そこのところも、留学生を案内する担当者の方のメッセージがあり、無料で提供しているとのことでした。

10大学の大学教授とは実際にあったことはありませんが、お返事をいただいた、教授からの手紙をなんども読み返し。自分の直観力の勘で最も信頼できそうな大学の担当者を数大学ピックアップしました。なぜかというと、その後視察に行く予定をたてたからでした。

いままでの筆者ナナイの経験上、その勘はあたります。
そして、いまでもやはり、当時学部長だったご家族とは、お付き合いがあります。

と前置きが長くなりましたが、その当時から色んなかたとお会いして、学習したことがあります。





それは出来ている人間ほど瞬間的記憶力が優れているという事実です。

あたりまえですが、米国のトップ校は優秀な学生を常時受け入れています。ある意味長期的投資です。
将来的にゆくゆくは、広告塔になるかもしれませんし、有名な企業家になったあかつきには、大学に出資してくれるかもしれません。それもあるかもしれませんが、社会的貢献でもあるし。何よりも節税対策にもなります。

そういった大人の事情がある米国の大学経営という実態もありますが、そこの経営企画戦略の中枢といえば学部長です。
日本の一般企業でいえば、経営企画本部長みたいなもの。

これはその当時の大学の面接みたいなものだったかもしれません。2時間以上お話して、その大学が自分にあっているのかどうか、施設を見学するまえに内容を目で把握しました。しかし、やはり大切だったのは、その教授とお話して、信頼関係が築けるかどうか、航空運賃と宿泊費を払った、つまりそれを投資した価値のある選択だったのかも考慮にいれました。




いまある自分は当時の選択が正しかったのだろうと、おもわざろう得ません。

瞬間的記憶力が優れているかどうか、判断するには、自分のある程度その能力が備わっている必要があります。
自意識過剰かもしれませんが、極端にすくないかもしれませんが、確実に存在します。ただし生まれつきの能力ですし、開花させることはほぼ難しいか、可能性が０に近いです。

しかし、その瞬間的記憶力が優れている能力がもつ人は、それ相応の責任が伴う人生が待っていると思います。

若い20代～30代の時が一番の困難期でしょうね。


瞬間記憶力のことを米国ではワーキングメモリーとして位置付けるところもあります。それでこちらではそのワーキングメモリーについて解説致します。

誰でもたまに鍵を失くしたり、大事な日を忘れたりすることはあります。しかし、それが習慣になっている場合、ADHDに関連するワーキングメモリーの低下に対処している可能性があります。チェックリストを作ったり、日課を作ったりすることで、どのように軌道に乗せることができるかを学びましょう。

鍵をなくした、財布を冷蔵庫に忘れた、夫の誕生日を忘れた、ギフトラッピング売り場への行き方を店員にもう一度聞く、など。これらはすべて不注意の例だと思われるかもしれません。

ワーキングメモリーの研究を掘り下げてみると、これらは不注意の例ではあるものの、ほとんどがワーキングメモリーの不良の兆候であることに気づきました。ワーキングメモリーの障害は、注意欠陥障害（ADHDまたはADD）、自閉症、学習障害の症状の一つです。


ワーキングメモリーとは何か？

短期記憶」という言葉はよく知られていますが、これは「ワーキングメモリー」という言葉と同じ意味で使われています。どちらも、タスクを完了するために必要なときに利用できるように、一時的に記憶に留めておく思考や情報のことを指します。ワーキングメモリーは、脳の中にある棚のようなものだと考えてください。

あなたが買い物に行くことを想像してみてください。

牛乳と卵とパンが必要です。店内にいるとき、突然シリアルが必要なことを思い出します。シリアルの通路に向かいましたが、スペシャルKに集中したため、卵は頭の棚から落ちてしまいました。シリアル、牛乳、パンを持って家に帰り、卵を忘れてしまった。

あなたがワーキングメモリーに保存しているアイテムの数は、親友が自分の心の棚に収容できる数ほど多くないかもしれません。研究によると、幼い子どもはワーキングメモリーの能力が低く、1つか2つのアイテムしか記憶することができません。WMは15歳頃まで発達し続けますが、誰もが同じペースで発達し、同じワーキングメモリ容量を持っているわけではありません。ある人は他の人より多くの情報を記憶することができます。




脳が保持できる情報「バイト」の数については、研究者の間でも意見が分かれています。7項目もあると言う人もいれば、4項目だと言う人もいます。アイテムをグループ化することで、ワーキングメモリーの容量を増やすことができます。電話番号は通常10桁の長さですが、私たちは電話番号を3つのグループ（555-555-5555）に分けることで、10桁の数字を覚えるのにワーキングメモリのスロットを3つしか使わないで済むのです。


私たちはいつワーキングメモリーを使うの？

読み書き、計画、整理、会話、暗算、複数ステップの指示に従うなど、ワーキングメモリーは毎日、さまざまな場面で使われています。読み書きをするとき、計画を立てるとき、会話をするとき、暗算をするとき、複数ステップの指示に従うときなど、さまざまな場面でワーキングメモリーを使います。

ワーキングメモリは、学校でも必要不可欠です。イギリスで行われたある研究では、3,000人の小学生と中学生を対象に、ワーキングメモリーの弱さは、IQの低さよりも学校での苦労を示すことがわかりました。研究者によると、ワーキングメモリーが弱い子どもたちのほぼ全員が、読解力や数学のテストで低い点数を取っていたそうです。


瞬間記憶力の弱さが日常生活にどのような影響を及ぼすか、次のような例があります

1. 会話に参加しようと思っても、相手の話が途切れる頃には、自分が何を言いたかったのか忘れてしまう。
2. 鍵や携帯電話、財布をいつも失くしてしまう。
3. 道を教えてもらっても、すぐに迷ってしまう。
4. 相手が言ったことを忘れてしまうので、会話についていけない。
5. あなたは、気が散って最初のプロジェクトを忘れてしまうので、未完成のプロジェクトがたくさんあります。
6. 家で仕事をしようと思っても、必要なものを持ってくるのを忘れてしまう。
7. あなたは、情報を保持するために何度も段落を読み直さなければならない。
8. 仕事がうまくいかず、締切に間に合わない。

というわけで何をするにも、ワーキングメモリーが必要なのです。

ワーキングメモリを向上させる最初のステップは、記憶の仕組みを理解し、自分の限界を受け入れることです。それは、「あ、忘れちゃった」と言い訳をすることではありません。忘れてしまったことを補うための戦略を立て、それを使うということです。ADHDの人の多くは、物事を整理するためにリマインダーシステムを使っています。携帯電話やタブレットのメモ帳アプリを使って、実行中のToDoリストやお店で必要なもののリストを管理することもあります。また、タイマーやカレンダーアプリを使って、予定を忘れないようにすることもあります。



瞬間記憶を鍛える方法

大きな情報の塊を、一口大の小さな塊に分解する
次の指示に移る前に、そのうちの1つか2つに集中する。あなたが自宅でパーティーを開く準備をしているとします。買い物、料理、掃除、パーティーの準備など、やらなければならないことがたくさんあり、圧倒されていることでしょう。買い物など、1つの分野に集中します。買い物が終わるまでは、他の仕事は無視しましょう。


複数のステップがあるタスクには、チェックリストを使用する

出勤して最初の1時間は、チェックリストを作成するとよいでしょう。メッセージに耳を傾ける、電話を返す、電子メールをチェックし返信する、昨日の進捗状況を確認する、上司にすぐに完了させるべき重要なタスクを確認する、などです。


ルーチンを作る

仕事から帰ったら、日課を作る。玄関に入ったらすぐに、携帯電話と鍵を毎回同じ場所に置く。


ワーキングメモリーの練習をする

上記の脳トレプログラムを利用するか、自分で作成する。無関係な6つの単語を書き出す。まず、最初の2つの単語を紙を見ずに覚えようとして、成功したら別の単語を追加します。


情報を記憶する方法をいろいろ試してみる

歌を作ったり、韻を踏んだりすれば、より簡単にリストを思い出せるかもしれません。また、視覚化することで、複数の項目を記憶することができるようになる人もいます。仕事から帰宅するとき、牛乳、チーズ、パン、ヨーグルトを買うために店に立ち寄った自分を想像してください。お店の各セクションに行くことを想像し、それがどのようなものか見てみましょう。イメージは言葉よりも強力なので、ビジュアライゼーションに従って、お店で必要なものをすべて記憶することができます。


マルチタスクを減らす

サセックス大学の研究によると、マルチタスクは脳の特定の領域を縮小させる可能性があり、注意力の持続時間の短縮につながるとされています。1つのタスクを完了させてから、次のタスクに移るようにしましょう。

マインドフルネスで注意力を散漫にせず、ワーキングメモリーを研ぎ澄ます。

マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学医学部、マサチューセッツ工科大学で行われた研究によると、毎日マインドフルネス運動を行うことで想起力が高まり、参加者は感覚入力を調整することで雑念を消すことができるようになったそうです。


毎日のルーチンに運動を追加します

ワーキングメモリーが毎日の運動によって増加することを示す研究もあります。その理由は完全には解明されていませんが、科学者たちは、体を動かすことで脳細胞の健康状態が改善されると考えています。また、運動は、認知能力に影響を与える可能性のある、気分の改善、睡眠の質の向上、ストレスの軽減など、記憶力に間接的に影響を与える可能性があります。


参考　Improve Working Memory: Brain Training Tricks