髪を傷めない方法はあるの？

ヘアスタイリングの方法は、髪がもろくなったり、縮れたり、ツヤがなくなったり、抜け落ちたりする原因になります。
米国の皮膚科頭皮専門医のアドバイスに従って、髪を傷めずにスタイリング方法を改善するためのアイデアを集めました。

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綺麗な髪の毛を求めていると、髪の毛を傷めてしまうことが少なくありません。ダメージを受けた髪はもろくなって、簡単に切れてしまいます。髪が切れると、髪が縮れて不健康になってしまいます。髪が傷み続けると、やがて薄毛やハゲに繋がってしまうこともあります。

しかしシンプルなケアで髪の傷みを防ぐことができます。ここでは、髪を傷めるよくある10のヘアケア方法と、皮膚科医がアドバイスするダメージを食い止める方法をご紹介します。




シャンプーを髪全体に行き渡らせるように洗いますというのは何十年も言われてきた古い方法です。この方法だと髪を痛めてしまいます。

改善していただきたいのは：

頭皮からシャンプーを洗い流すときは、髪全体にシャンプーをかけ、髪をこすりつけないようにしましょう。


タオルで髪を拭き、ドライヤーで乾かしますというのは髪を痛めます。

改善することは：
髪のダメージを防ぐために、次のことを是非行ってください。

タオルで髪を包み、水分を吸収させます。大き目のタオルでターバンのように巻きます。
ある程度水分が吸収出来たら髪が自然に乾くのを待ちます。


一部の美容師の方は『コンディショナーは省く』ということを推進していましたが、くし通りがよくなったり艶を出したり髪に栄養を施すためには使用してくださいと皮膚科医もすすめています。

洗髪の仕方や使用する製品によって、サラサラでツヤのある髪を維持することができます。皮膚科医が教える、健康な髪を維持するための簡単なコツをご紹介します。

脂っぽい髪は頻繁に洗う。洗髪の頻度は、頭皮から分泌される皮脂の量に応じて決めるとよいでしょう。

頭皮が脂っぽい場合は、1日に1回でも洗髪する必要があるかもしれません。
化学薬品で処理された髪の場合は、乾燥しているので、洗髪の頻度を少なくする必要があります。

年齢が上がるにつれて、頭皮の脂分が少なくなるため、シャンプーの回数を減らすことができるかもしれません。しかし、髪にフケが見られる場合は、シャンプーの回数が十分でない可能性があります。フケなどの頭皮の病気を引き起こす可能性があります。
シャンプーは頭皮に集中させる。髪を洗うときは、髪全体を洗うのではなく、頭皮を中心に洗うようにしましょう。髪だけを洗うと、くすんだり、ごわごわした髪が散らばることがあります。






シャンプーの後は、コンディショナーを使いましょう。コンディショナーを使うと、髪のツヤが増し、静電気を抑え、強度を高め、有害な紫外線からある程度保護することができるので、傷んだ髪や風化した髪の見た目を大きく改善することができます。

コンディショナーは毛先に集中的につけてください。コンディショナーは頭皮と毛先にのみ使用し、髪の長さには使用しないでください。

シャンプーやコンディショナーは、自分の髪質に合わせて特別に処方されたものを選びましょう。例えば、髪を染めている人は、カラーリングしている髪用に作られたシャンプーを使いましょう。髪が傷んでいたり、化学薬品で処理されている場合は、「2 in 1」のシャンプーを検討しましょう。シャンプーとコンディショナーは、値段に関係なく、多くのブランドが同じような効果を提供しています。


また水泳をする人に皮膚科医が勧めること

プールの薬品は髪に負担をかけることがあります。髪を守るには、次のようなことが効果的です。

水泳をするときは、髪を保護しましょう。水泳の前に髪を濡らし、コンディションを整え、塩素によるダメージから髪を保護しましょう。水泳帽をかぶり、水泳後は水泳用シャンプーとディープコンディショナーを使用して、失われた水分を補給しましょう。

• 水泳帽をかぶる。
• 泳いだらすぐに髪をすすぐ。
• すすいだ後は、水泳用シャンプーとディープコンディショナーで洗髪します。

筆者ナナイは紅茶とコーヒーとココア染めで一緒にコンディショナーを混ぜて使うことをレシピにも記載しています。






髪が濡れている間にブラッシングをすることは避けてください。髪を痛める原因になります。美容師さん要注意です。

直毛の方 少し乾かしてから、歯幅の広いクシでやさしくとかします。
髪にクセがある、またはカールが強い方。髪が湿っている間は、必ず歯幅の広いクシでとかします。

• 可能であれば、自然乾燥させる。
• 一番弱い温度で乾かす。
• 熱い櫛やヘアアイロンが髪に触れる時間を短くする。
• これらの道具を使う頻度を減らし、週に1回以下を目安にする。

ドライヤー、ホットコーム、ヘアアイロンは最小限にすること。美容院で自然乾燥にすると時間がかかり回転も悪くなります。また人工的な熱を加えることは髪にとってよくありません。医学論文でも発表されています。


長持ちするスタイリング剤を使用するというのは髪を痛める原因になります。1日だけならいいでしょうが、毎日はやめたほうが良いでしょう。

この製品を使わなくてもよいヘアスタイルを試してみるのはいかがでしょうか？どうしてもというかたはウィッグ（かつら）で代用できないか検討しましょう。

• ヘアスタイリング用の輪ゴムを使用する。
• 髪を後ろに引っ張らないようなヘアスタイルを試してみる。
• ポニーティルは極力しない。

ポニーテール、お団子、コーンロウなど、髪を後ろでしっかりまとめるというスタイルは髪の根元を傷つけて抜け毛や切れ毛や特に男性の場合ハゲの原因になります。


編みこみやエクステをするときの注意点です：

• 髪を引っ張らないように、軽い編み込みやエクステンションをつけましょう。
• 編み込みやエクステンションは、専門のサロンで施術してもらいましょう。
• 専門店の編み込みやエクステンションをつけるのは、長くても2～3か月にしましょう。
• 編み込みやエクステンションをつけるときは、頭皮を清潔に保つのは大事です
• ヘアスタイルを変え、常に編み込みやエクステンションを着用しないようにしましょう。

• 特に空気が乾燥しているときは、髪を触る間隔を長くするようにしましょう。
• 冬場は、ヘアケアの間隔を8～10週間またはそれ以上に延長します。
• カラー、リラクサー、パーマのサービスを1点のみを利用しましょう。2種以上の施術が必要な場合は、染毛の2週間前にパーマかリラクゼーションを先に行いましょう。
• シャンプーの後は、必ずコンディショナーをお使いください。
• 日光の下では、酸化亜鉛を含むリーブインコンディショナーを使用するか、つばの広い帽子をかぶり、髪を保護してください。

どんなにしたくても髪を染めたり＋パーマをかけたり＋頭皮マッサージを1日で全部はしないでください。

• ブラッシングとコーミングは、スタイリングのためにのみ行いましょう。髪に1日100回のブラッシングは必要ありません。それは神話です。
• 歯幅の広い櫛を使って、やさしく髪をとかしましょう。
• 髪を引っ張ったり、引っ張られたりしないようにしましょう。
• 必要に応じて保湿効果のあるコンディショナーを使用し、髪のもつれをやさしく取り除きます。

1日に100回髪をブラッシングするか、髪を引っ張ってスタイリングするというのが昔の日本の美容師の主流でした。それは研究結果によると髪に相当なダメージを与え抜け毛や切れ毛やハゲの原因になるとも言われています。実際に臨床データーもあります。





参考サイト

1. TIPS FOR HEALTHY HAIR　アメリカ皮膚科医協会
2. 10 HAIR CARE HABITS THAT CAN DAMAGE YOUR HAIR　アメリカ皮膚科医協会
3. HAIR STYLING WITHOUT DAMAGE
4. 8 Bad Habits for Your Hair (And Our Solutions) JUL 7, 2021