半年鹿が畑に来なくなる裏技！好奇心旺盛な鹿から庭を守る方法

好奇心旺盛な鹿から庭を守る方法

今回の記事は鹿が冬場の時期なら最高で半年、夏の期間ならば2か月ほどお庭や畑など鹿が全く寄り付かなる方法をご紹介します。ソースはロシア語で一部ご紹介していますが、友人のイタリア人獣医と米国人獣医にインタビューをし、私自身鹿ととナナイ歴35年になります。尚情報は転売しないでください。よろしくお願いいたします。

材料がない場合は精肉店の方にきいてみましょう。

１．庭のシカ
２．トナカイの見分け方
３．シカによる被害から守る方法
４．血粉を使って鹿被害を減らす方法
５．まとめ
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庭のシカ

鹿から庭を守る方法

この記事では、海外の農家の経験から、庭にシカがいることを発見するためのサインと、シカから身を守る方法をお伝えします。シカは一見無害に見えますが、植物に大きなダメージを与えます。

庭のシカ
シカは脚力が強いので、高いフェンス以外なら飛び越えることができ、アルファルファ、モミ、クワ、バラなど、さまざまな種類の植物の茎、葉、芽を食い荒らします。果物や野菜も食べます。

害虫は季節を問わず庭を訪れますが、シカが最も問題を起こすのは春です。この時期、メスは子鹿を身ごもるか餌を与えており、オスは角を伸ばし（1日に約2.5cm）、失った体重を取り戻そうとしているのです。冬に疲れた鹿にとって、春の庭は新鮮な野菜で手招きしている野菜レストランのようなものです。

動物は薄明かりの時間帯（日の出と日没の前）が最も快適で、森の縁や 密生した木々に囲まれた庭で餌を食べるのを好みます。選り好みをするトナカイは、そのとき最も栄養価の高い植物にしか目を向けません。

トナカイの見分け方

トナカイの見分け方
この美しく優美な生き物はとても痩せていて、赤みがかった灰褐色の皮が目立ちます。オスには角がありますが、メスにはありません。体重はオスが90～130kg、メスが55～80kg。体高は120cmに達し、野生での寿命は約16年であるとされています。オジロジカの特徴は長い尾で、下の方に白い毛が生えています。

基本的には落ち着いています。メスが子鹿と一緒にうなり声をあげたり、オスが身の危険を感じるとうなり声をあげることもあります。割れた蹄跡や豆のような形のフンも、招かれざる客の存在を示しています。


害虫のあごは葉にギザギザの跡を残します。動物は特定の種類の花を好むので、他の花よりも被害が大きいかもしれません。触ると柔らかそうな植物は水分を多く含み、鹿の好物である（ホスタ、シャクナゲ、バラ、セイヨウノコギリソウなど）。害虫は、荒く、剛毛で、ずんぐりした葉や、花の強烈な香りを嫌います。しかし、シカは空腹が強ければ何でも食べます。

シカによる被害から守る方法

シカによる被害

招かれざる客が菜園を荒らすのを防ぐ方法はたくさんあります。いくつか試してみてください：

乾燥した牛の血、卵の粉末、ニンニクを混ぜた忌避剤で植物を保護しましょう。これらの混合物は、たいていの園芸店で購入でき、植物に無害で、害虫を寄せ付けない効果があります。

別の天然忌避剤のレシピは、生卵1個、牛乳カップ半分、食器用洗剤大さじ1、水4.5リットルです。この混合液を植物に軽くスプレーし、雨が降ったら同じことを繰り返します。または、大さじ2杯のタバスコソースを4.5リットルの水に混ぜ、葉と果実にスプレーします（雨の後に繰り返します）。

恐怖感を与えましょう。鉄製の支柱を立て、そこに金属製のパイ型をロープでくくりつける。軽い突風が吹いただけでも、シカを脅かす音がします。


庭にラジオを置き、一晩中つけておきましょう。動物は音の発生源から遠ざかります。

植え込みの間に安価な動体検知器を置きます。侵入者の存在を感知すると、騒音が害獣を森に追いやります。

植栽の上にメッシュの布を張れば、ほとんどのシカは素通りするでしょう。

自然の抑止力として、人間の毛や犬の毛を使うことができます。その辺に撒いたり、袋に入れて木に吊るしたりしましょう。

リンゴの木にシカを近づけないようにするには、人間の毛を詰めたナイロン製のストッキングを地面から1メートルほどの高さに吊るします。中身は定期的に入れ替えましょう。

安い石鹸（ホテルなど）を庭に撒くのも良い方法です。包装を剥がさないようにすると長持ちします。

腐った卵を水に混ぜて周囲に散布する方法もあります（水20リットルにつき12個）。

あるベテランの農家は、トマトを外敵から守る方法を見つけました。彼は、古くて汚れていない靴を支柱に吊るすと、鹿が近寄ることなく、その場所をさらに一周するのを目撃したので、トマトを傷つけずに済む方法を発見したというのです。この効果は5月中旬から8月末まで持続しました。雨の量や臭いの強さによって、この期間は長くなったり短くなったりします。

庭の境界にオオカミの尿や子猫の砂を使う人もいます。これらの臭いが最も鹿を寄せ付けない効果があります。

洗っていない洗濯物をフェンスに干すのも、効果は劣るものの、似たような効果があります。

血粉を使って鹿被害を減らす方法

血粉


水と血粉を混ぜたものを植物に薄く散布すると、害虫を寄せ付けない効果があることが証明されています。血粉は動物の血液を乾燥させたもので、さまざまな微量元素を含み、窒素を豊富に含む有機肥料となります。

液体肥料として、純粋な血液は水で等量に希釈されます。血液を含む工業的に生産された肥料の場合は、パッケージの推奨事項に従うのが最善です。

（収穫前だと　大体　大さじ2の血粉に対して水10リットルで十分です。雨が降っていない時期に土に散布すれば鹿をよせつけなくなります。）

この混合物を使用すると、植物の根に直接水をやることができます。一方、粉末状の血粉は、コーヒーかすと同様に肥料として土壌に組み込む必要があります 。

血液は土壌生物によって特に迅速に分解され、その栄養素は土壌中で利用可能になり、そこで植物によって直接処理されます。さらに、血液は肥料として働き、他の微生物を呼び寄せるため、長期的には土壌の品質が向上します。

シカにとって、この混合物は危険のシグナルであり、彼らは距離を置いて行動します。その効果は、夏場は2カ月、冬場は6カ月ほど続きます。ドイツのサイトにも同じ解説が多数あります。

血粉は1㎏で60ユーロほどです。
牛肉の血でも代用は可能です。

ナナイのコメント

日本のホームセンターでは手に入りにくいかもしれません。

肥料としての血液

血液の化学組成を詳しく見てみると、血液が優れた肥料であることがわかります。

血液には 12% の窒素化合物、80% のタンパク質、および多くの微量元素が含まれています。このため、特にイチゴ、ラズベリー、バラにとって効果的な肥料となります。

受精用の血液はブラッドミールという名前で粉末状で販売されていますが、ドイツでは血液を加えた液体肥料もあります。
屠殺時に得られる動物の血液が製造に使用されます。

動物園用品では、液体の形で、または肥料としての使用にも適した血液粉として純血を購入することもできます。

農林水産省のサイトより

豚及び家きん由来混合血粉の飼料としての利用再開

１．現状及び課題
(1) 血粉及び血しょうたん白質（以下、血粉等）は、たん白質に富む飼料原料として利用されてきたが、平成 13 年 9 月の BSE 発生以降、飼料安全法に基づき肉骨粉や血粉等を含む飼料の製造・販売等を禁止された。
(2) その後、平成13年11月に製造基準を満たした豚又は家きんに由来する血粉等は、豚・鶏・養魚用飼料（豚等用飼料）の原料として利用が再開されたが、豚と家きんの原料（血液）を混合した血粉等（以下、豚鶏混合血粉等）については、引き続き、
飼料の原料としての利用が禁止されている。
https://www.maff.go.jp/j/council/sizai/siryou/39/pdf/data11.pdf

まとめ

予防策まとめ

樹木の下部の枝を刈り込み、動物が身を寄せ付けないようにしましょう。近所に青々とした茂みがあれば、シカは開けた場所で餌を食べません。落ちているドングリや腐った果実、落ち葉は、お腹を空かせたシカにとってごちそうへの招待状のようなものなので、常に庭から取り除くようにしましょう。

鹿が嫌う低木（フォーシシアやライラック・ブッシュなど）、キンセンカ、ラベンダー、スイセン、ライオンズグリーンなどを選びましょう。香りの強い植物は、庭の境界や、より保護が必要な植え込みの近くに置くといいでしょう。外敵は、毒や香りのある作物や、葉がフサフサしている植物に近づかない傾向があります。

これで、この気品はあるが厄介な動物についてもう少しお分かりいただいたと思います。その優雅さと美しさとは裏腹に、鹿を植物に近づけず、シカの被害から農作物を守ることに力を注いでください。もちろん、高さ2.5メートルの強固なフェンスを設置するのが最善の方法であることに変わりありません。

参考ソース　Как защитить свой сад от любопытных оленей